自動車のヘッドライトは経年劣化で曇ってきます。また全体的に黄ばみも発生します。これは新車の時にされているコーティングが取れてしまうからです。
ここではキレイなヘッドライトに戻す方法を施工の楽な順にご紹介します。

3つの方法はこちら
1.市販のヘッドライトクリーナー
一番安価です。シンプルにヘッドライトに塗るだけの物と研磨剤とコーティング剤のセットの物があります。
2.ウレタンクリアー
施工前に研磨をしてから最終仕上げに車の塗装でも使われるウレタンクリアー塗装をします。塗装なのでしっかりとマスキングは必要になります。
3.ヘッドライトスチーマー
ヘッドライトの表面を溶かして表面をキズなない状態に戻します。施工前に研磨してキズや黄ばみを除去してからの施工になります。
実際の施工について
ヘッドライトクリーナー
ヘッドライトクリーナーには2種類あります。
一つは研磨剤が入っていないか弱い研磨剤で塗ってふき取るだけで良い物です。
金額も安く一番簡単ですが効果は1番期待できません。比較的新しい車や初心者の方におすすめです。
もう1つは2つの薬剤がセットになっているものです。
1剤は研磨剤で表面を軽く削ります。
2剤は研磨剤できれいになったヘッドライト表面を守るコーティング剤です。研磨剤で表面を削ってからコーティング、研磨剤を使うので最初の物よりは綺麗になります。
ウレタンクリアー
ここからはサンドペーパーによる砥ぎ出しが必要な施工です。砥ぎ出しはこちらをご覧ください。

マスキング(記事内で初めにやっているボディに傷が付かないように貼っているテープの事です)とペーパーがけまではどちらも共通です。
ここで2種類あるクリヤーについて説明します。
クリヤー塗装スプレーを購入しようとすると2種類並んでいて迷われると思いますが(ウレタンクリアー)を選んでください。(ラッカークリヤー)という商品もあると思いますが外で長期にわたって使用する場合、耐候性が弱いラッカークリヤーでは劣化が早くなります。
また、ウレタンクリアー使用時の注意点ですが、ウレタンクリアは使う直前に1剤と2剤を混ぜて使い、硬化するまでの時間が決まっているので塗り切らなければ無駄になってしまいます。
出来れば他にクリアーを塗装したいもの(自転車など)をあらかじめ用意しておくと無駄になりません。
自転車や車のホイールなどは最後にクリヤー塗装されています。傷を直した後にクリヤー塗装すると仕上がりがとても綺麗になりのでお試し下さい。
ヘッドライトスチーマー
マスキング、ペーパーがけまでは一緒です。一番施工が難しいですが仕上がりは一番キレイです。(個人的感想です)ただ、失敗した記事を載せておりますが施工する時は風のない日を選んで下さい。
こちらはヘッドライトスチーマーを使ったヘッドライトになります。ここが変わるだけで車の印象が大きく変わります。


使用した商品です。組み合わせによって値段も変わります。また溶剤は揮発するので保管に注意してください。
以上、ヘッドライトの磨き方をご紹介いたしました。
最近は一台の車に乗る期間が延びています。古さが表れるヘッドライトを綺麗にして気持ちよく車に乗りましょう!